観葉植物の年間管理
おはようございます。朝の配達を無事すませてメールチェックがてらPCの前に
きました。台風の進路が気になるところですが、和歌山県の方がたいへん心配です。
和歌山、三重 といったところは種苗の関係でお付き合いのある方もいらっしゃいます。
無事 通り過ぎてくれることを祈ります。
さて、今日は9月20日 9月もあと10日になりました。
ねねここさんからリクエストがありましたので、観葉植物の管理について投稿します。
まず、お店で売られている観葉植物は「熱帯、亜熱帯 原生の常緑低木類」が多い
と覚えておいてください。
次に 「だから 日本(温帯)の夏、冬は苦手」も覚えてください。
夏が苦手= 日本の夏は暑すぎる。直射日光も強く私たちは日焼けしてしまう。
冬が苦手= 日本の冬は寒すぎる。冬眠させていただきますので肥料や水は少しで。
というのが観葉植物からのメッセージです。
写真はポトス という代表的な観葉植物です。「サトイモ科」に分類されます。
ツルを伸ばし、壁面を這っていく姿を東南アジアなどで見かけた方もいらっしゃるかも
しれません。ポトスはツルから根を出しながら伸びていきます。
ですので、ヘゴ支柱やヘゴ板などに付けて売っているものも見かけます。(重いですが)
ポトスで間違う事の一番に 夏に屋外へ出してしまうことです。ポトスは直射日光を浴びる
と葉の色が薄く 黄色くなってしまいます。 それを元気が無くなった と思って
肥料や水をガンガンあげてしまうと 「夏バテ」してしまい下葉が枯れた状態になって
しまいがちです。屋外へ出す場合は 50~70%の遮光(日を遮ること)をします。
逆に 冬は、窓越しの光があたる場所もしくは明るい日陰で大丈夫です。
気をつけなければならないのは、冬場窓に近い場所では1日の温度差がありすぎることです。
1日の温度差は20℃以内としたいですね。
ほとんどの観葉植物は11月~翌年4月頃まで 肥料を必要としません。
逆に5月~10月までは成長期ですので、しっかりと肥料をあげましょう。
水やりは、鉢の表面の土がしっかりと乾いてからタップリと与えます。冬場は生きていくのに
最小限で結構です。(置き場所によりますが)水が多いと根ぐされの原因となります。
※例外 サンスベリア・ザミアなど ・・・水はいりません。乾燥地帯の植物です。
棕櫚竹・観音竹など・・・ 水は欲しいです。これらは冬にも強く成長します。
ポトスに話を戻しますが
植え替え・・・植え替えは2~3年に1回 5月、6月をおすすめします。状態によって9月まで
OKです。植え替え直後は強い光をさけてください。肥料も植え替え2週間
後から始めます。
剪定 ・・・伸びてきたツルを切る作業ですが、基本的に成長期に行なうのがいいと
思います。(5月~10月)下葉が傷んでいる場合は健全な葉を半分以上
残して切ってください。
越冬温度・・・越冬温度は10℃を保てる 明るい屋内が良いでしょう。日があたる必要は
ありません。置き場所で固定された位置がある場合 あまり動かさない
ほうがいいと思います。
その他 ・・・ポトスは、湿度が欲しいので、乾燥する場所では霧吹きをまめに葉に
かけてください。ダニの予防にもなります。
繁殖 ・・・挿し芽が楽です。根の出てきた枝を切って 水に切り花のように挿して
楽しみましょう。充分 根が育ったら土へ植えてあげてください。
ポトスに限らず、たいがいの観葉植物はこんなサイクルで育てることができます。
もう1回 写真に戻ってください。 左のライムポトスのほうが越冬温度は高く必要です。
ポトスでも 品種により温度が必要なもの、いらないもの の差がありますので
必ず ラベル裏の注意書きを見てくださいね。
あまり長いと誰も読んでくれなくなってしまうので ここらへんで。