明日は フラワーパークで 「タネダンゴ」教室が開かれます。
その タネダンゴのなかに含まれる 草花の種子の中で
クレオメを紹介いたします。
クレオメ
フウチョウソウ科 1年草
直根性のため移植を嫌います。 直播(タネを花壇に直接まくこと)が望ましいのですが
後々の事を考えると ポット苗移植の方が便が良いです。
その場合の注意点も含めて 解説いたします。
【タネマキ】
4~5月に種をまきますが 7.5cm直径のビニールポット に土を入れて3粒ずつくらいで
タネをまきます。
【間引き】
3粒まいて 3本立ってくるのはよくあること 本葉展開時 間引きをして1本にします。
【植え替え】
ポットに根が回らないうちに 花壇に植えます。遅くなると 下葉が黄色くなります。
【矮化剤】
そのままですと 草丈が高くなりますので 低い位置で花を咲かせたい場合矮化剤を
使用します。園芸店で取り扱いがあるのは「ビーナイン」という薬です。
専門店に行くと いろいろな矮化剤が売られていますが 薬によって倍率が極端に
違いますので 店員さんに相談しましょう。クレオメは矮化剤が効きにくいので
倍率は濃いめになります。
【水かけ】
水は好きですが、乾燥にも強いです。
【肥料】
植え替えてから 緩効性化成肥料を置けばよいです。
2番花を咲かせる場合 1番花が終わったら 肥料を置きます。
【日当たり】
日光は好きです。夏の暑さにもたいへん強いです。
【困ったこと】
クレオメは草丈が高くなります。約1m(矮化剤を使用しない場合)くらい。
風が強いところでは倒れてしまいます。
支柱を立てるか 倒れてもいいやという心構えでいましょう。
トゲがあります。けっこう痛いです。
【2番花を楽しむ】
1番花が6~7月に咲きます。花期はすいませんが短いです。
1番花が終わった後に 半分以下に切ってしまうと脇枝をのばして
初秋に2番花が咲きます。
矮化剤を使用した場合 1番花が終わるくらいに 下から脇枝が
見えています。そのままでもよいですが 花の部分が病気にかかる可能性が
ありますので 花部分は 必ず切りましょう。
【こぼれ種】
クレオメは こぼれタネで翌年咲くことが多々多々あります。
楽しみにしてください。
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