表題のあじさい(紫陽花)というと6月の話のようですが
園芸店では 4~5月があじさいの花の最盛期になります。
なんでもそうなんですが、園芸店では 実際の開花よりも少し早いのが通例です。
6月に 園芸店にきても あじさいの花にはお目にかかれません。
あじさいは、母の日の贈り物としても人気があります。
あじさいには 青い花と赤花(実際にはピンク)がありますが、
最近では 白い花のあじさいも人気があります。
昔ながらの品種ですが「アジサイ・アナベル」
てまりのような白い花が咲き、咲きすすんではグリーンに変わり、
その花がいつまでも散りません。たいへん 鑑賞期間の長い花です。
また、このアナベルは 花芽の分化時期が少し違いますので、花が終わってからの剪定が
基本のあじさいとは 少し違います。(これは また後日 ブログに書きます)
あじさいは多様な花の形、色があり 花壇に植えてもそこそこ育つので
贈り物としては最適です。
西洋あじさいの仲間は「日向」「日陰」「明るい日陰」いずれもOKです。
鉢で花を観賞した後 花を切って 地に植えましょう。
で
【大事な話】
あじさいの花の色は 土地の酸性・アルカリ性で花色が変わります。(実際は違うのですが
その認識でOKです)
日本のあじさいが「青い」のは 土地が酸性だからです。
石灰などで、土壌を変えると ピンク色に変わりますが、元々青い花の品種を土壌を変えて
ピンク色にしようとしても よい色にはなりません。
買ったときに青いあじさいであれば 青色を維持するような土に植えるとよいです。
「酸性化」→ 鹿沼土、無調整のピートモスなどを土壌にすき込みます。
「アルカリ化」→石灰や有機リンを土壌にすき込みます。
リトマス試験紙って覚えていますか?
小中学校の理科の時間に 液体に浸して その液体が「酸性」OR「アルカリ性」の
判別をした アレです。
リトマス紙では 赤くなると酸性、青くなるとアルカリ性ですが
あじさいの色はこれと逆になります。
さて 母の日まであと 3週間弱。
今年は あじさい いかがですか~?