1月最後の水曜日。実は定休日ですが、配達等々ありまして ひとりノンビリ仕事です。
今日 湖西市の知波田小学校さんへ 卒業式に使う用の花苗550株の納品の帰り道
浜名湖沿いを走っておりましたら 目の前に 野菜のダンボールを積んだ軽トラ。
一本道なので その後ろをずっと付いて走っておりまして、何気なく読んだダンボールには
「浜松洋菜 セルリー 真空冷却処理済」と書いてありました。
浜松は「セルリー 冬の出荷全国一」の産地だと言うことは知っていました。
が
「真空冷却処理」とは?
恥ずかしながら 種屋のはしくれでありながら わかりません????
帰って 早速 インターネットで調べてみました。
真空冷却処理とは・・・セルリーの鮮度を保つ為に、出荷場に集められたセルリーを箱ごと
真空処理をする、というものでした。いわば バキュームですね。
空気の圧力(気圧)が下がると 中の物質が急速に冷やされることは良く知られています。
これを することによって、セルリー自身の温度を一気に下げる効果があるのだと知りました。
なるほど。
こうしておいてから、冷蔵庫に保管、各市場へ出荷されるのだと。
確かに、この方法であれば 野菜自身の温度を急激に冷やす効果があり 鮮度保持には
もってこいですね。しかも 浜松ではこうした 真空冷却設備のある集荷場が4箇所もあり
加えて 1日に2回 出荷作業があるのだそうです。驚きました。
セルリーの出荷 日本一「浜松」 只者ではないですね。
セルリーについて いくつか豆知識を仕入れる事ができました。
○ 戦後、生野菜を食す習慣のなかった日本人にとって、浜松は米軍相手に生野菜を売る
産地として「洋菜」の栽培が発達したのだそうです。
○ 私は セルリーといえば東のインターチェンジ付近が大きな産地だと思っていましたが
現在は 浜松市下 まんべんなく 生産者がいる事
○ しかも 若手の後継者が育っている事 なんとセルリー作り3代目なんて・すごいです。
○ 部会一致で「単一品種」を作っていること。
○ 連作障害防除の知恵が しっかりとできていること。
浜松のセルリー は農業ですが、ビジネスとしてしっかり成り立っていると感じました。
セルリー・・・ごめんね!子供の時はあんなに嫌って。
今は好きだから。
浜松の方 セルリーに誇りを持って 大いに食しましょう!