今日はフェイスブックで 同じ話題が「浜松」「横浜」から投稿されているのを
見て 「これだ!」とお題を決めてしまいました。(ようするにネタ切れか?)
「芽キャベツ」
浜松は神ケ谷~湖東高校の一帯で よく作られていますね。浜松は産地です。
しかし、この芽キャベツ あまり一般的でないのか、食べ方が普及していないのか
話題に登ることが少なかったように思います。
今日は「地産地消 芽キャベツを育てて、食べ方を研究しましょう」という題目で投稿します。
(写真の持ち主は 某大手種苗会社の部長さんです。ご家庭の菜園プランターの出来栄えを
投稿されていましたのでお借りしてきました 品種は「
ファミリーセブン」でしょうか?)
芽キャベツの育て方は インターネットを調べると出てきますが、浜松では以下の方法を
おすすめします。
【種まき】
浜松では7月下旬に明るい日陰で種まきをします。
9cmポット(一般的な園芸ビニールポット)に土を入れ、5~6箇所少しくぼみをつけて
そこに 芽キャベツのタネを落とし 軽~く覆土します。
たっぷりの水を与えてください。
この時期の種まきであれば 2~3日で芽が出てきます。
芽キャベツは 暑いのが苦手ですが、この時期に種を蒔いてあげないと収量が望めません。
浜松では早生品種が良いと思います。収穫が早く柔らかいのが特徴です。
早取りの芽キャベツは湯がく手間がいりません。葉が赤くなってから収穫のものは葉を剥いて
湯通しをしたほうが良いと思います。
【育苗】
ポットで約45日過ごします。定植は9月上~中旬。
そのあいだに、生育の悪い物から順に 間引きしてやり、定植前には1本になるように調整します。
45日のあいだに本葉が7枚くらいになってると思います。
この時期に コナガ、メイガの幼虫がつきやすいです。お気を付けください。
芽キャベツで失敗する方の半分は、この時点で伸ばしすぎてしまいます。
これは 芽キャベツが暑さに弱いことを知っていて シェード(影)を作りすぎたんですね。
発芽をしたら 徐々に日に慣らした方が良いです。双葉が数センチまで上がってしまうと
失敗する確率がグンと上がってしまいます。
【定植準備から定植】
定植2週間前 苦土石灰を撒き 水を撒き 耕します。
定植1週間前 肥料(化成でも 有機でもOK)と堆肥を撒き 水を撒き 耕します。
定植3日前 よく耕し 畝をたてます。 水をたっぷりと撒いて 水はけを確かめます。
これでOK
(水を撒いてから耕すのは 正直言って面倒ですが、湿った土を耕す方が団粒構造といって
土をよくする作用につながります。乾いた土を耕すと 土の粒子が細かくなってしまいます)
上の写真でもご紹介の通り 菜園プランターでもよくできます。プランターであれば
野菜の土を入れて即植え付けOKです。
植え付け
ポットから苗を取り出し45cm間隔に植え付けますが、芽キャベツは倒伏が心配。
倒れないように しっかり植えてください。
植え付けが終わったら 根元にたっぷりと水を与えます。
乾燥防止のため 敷き藁をしても良いですが、マルチでも十分です。
今は マルチの方が 藁よりずっと安いですから。(^O^)
【追肥】
芽キャベツは肥料が好き。収穫までに数回追肥が欲しいです。
わき芽ができるまでに しっかりと姿を作っておく必要があります。
定植後2週間ほどで1回目の追肥、下に実がついてきた と思ったら2回目の追肥を行います。
1回目の追肥の時に 支柱を立てると良いです。
目標は 摘芯までに 葉っぱ40枚です。(40枚葉をつけたら 成功は保証付きです)
葉が黄色くなりかけたら まず肥料切れを疑ってください。芯が元気なのに 葉が黄色く
なりかけたら 追肥時です。収穫までに 3~4回追肥をします。
【摘芯と 葉掻き】
うまく育っていくと下から 葉の脇に「芽キャベツ」ができてきます。
一番下の「芽キャベツ」が丸くなり始めたら
摘芯作業といって、本体の生長点を摘み取ります。
いわばピンチです。そうすることで、わき芽の成長が促されます。
下葉が黄色くなったら 葉を切ってしまいますが、ある程度結球が進んできたら
上の葉 4分の一程度を残し 他の葉を掻きとってしまいます。
【お待ちかね 収穫です】
芽キャベツを押してみて、固く結球していたら収穫OKです。
下から順に採っていきましょう。
多いものでは 1株から 100個の芽キャベツが取れるそうですよ。お得!
【フェイスブックで紹介されていたおすすめレシピ】
私も 芽キャベツはスープの材料とばかり思っていましたが、これは美味しそう。
FBでも ご推薦文がありましたのでご紹介します。
「芽キャベツのガーリック炒め」
レシピはこちら
http://cookpad.com/recipe/540412
私も今度 試してみます。