花と緑の専門店 浜松植木

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冬の肥料 寒肥 お礼肥え

 寒いですね。今日は比較的暖かでしたが それでも例年に比べて低い温度らしいです。
 冬は肥料の効かなくなる季節ですので、草花、花壇苗には吸収しやすい液体肥料をおすすめ
 しています。

 今日の投稿は 「冬にしておくと良い作業」についてです。

 特にロザリアンの方(バラの愛好家を最近こう呼ぶそうですね)必見です!

 落葉木、果樹の冬の手入れ

 【肥料】
 特に落葉木についてですが、
 冬にあげる肥料を「寒肥」(かんぴ)と言い、落葉木の大切な肥料となります。
 本当のことを言うと「落葉」している期間は 木の冬眠期であり、水や肥料は
 「生きていくのに最小限」しか必要ありません。

 しかし、寒肥は ゆっくりと効く性質のものを使いますので、今(寒い時期)に置いて
 春先(生育初期)からジワジワ効く効果を狙っての物なのです。

 そのために当店でおすすめしているのは 東商さんの「おまかせ」肥料です。
 冬の肥料 寒肥 お礼肥え

 「おまかせ」の特徴は
 ○ 菜種油粕 魚粉 米ぬか 大豆粕等を主原料とした有機肥料です。
 ○ 発酵段階をすでに済ませていますので、カビ 匂いがありません。
 ○ ゆっくりとした肥効で 通常時で 約45日、 冬季で60日を目安とします。
 ○ 土に埋める必要がありません。置くだけでOKです。

 
 おまかせに限りませんが 寒肥は有機緩効性肥料が良いです。
 (特に バラのお客様にはご好評を得ています。バラは落葉期が植え替え時期になりますので
  植え替え後に置くとなお 効果的です。)

 お礼超え 果樹(特に柑橘系)の苗の場合 1月、6月 が肥料を置くタイミングです。
 実なり時期&開花時期 というように覚えましょう。
 これも 強い肥料はNGなので 「おまかせ」をおすすめしています。


 【剪定】
 落葉期は落葉木の剪定適期です。
 特に 剪定の時に気をつけることは、
 ① 太い枝を残し 細かい枝を切りましょう。
 ② 全体のバランスを考えて切ります。
 ③ 重なっている枝を切ります
 の3点です。 特に切り詰めの場合は 思い切りが必要です。伸びた枝をそのまま持ち越すと
 貧弱な 樹形になってしまいます。


 【植え替え】
 落葉木の植え替えは この時期に行うのが通例です。
 鉢植えの場合 剪定とセットで考えると良いと思います。バラの植え替え(質問が多いんです)
 の時には 「剪定で枝を半分に切り詰めた場合、根も半分 落とします」
 という説明をしています。
 (バラの植え替えの場合は 植え込みの土も替えてしまうことを勧めます。牛糞堆肥との
  相性が抜群なので 必ず入れるように説明します)

 
 【消毒】
 又々 バラの方からの質問が多い事項なのですが、冬の消毒は1年の消毒作業を楽にします。
 
 (基本的な考え方)
 薬剤は 成長の激しい時に「濃い・強い」薬剤を散布すると薬害を起こすことがあります。
 冬は 植物の成長が緩慢、しかも「菌」「害虫」も冬眠状態なので、きっちり消毒しておくと
 1年で復活できないくらいのダメージを与えることができます。

 さて ここで残念なお知らせです。
 冬の落葉期の消毒としてたいへん効果的な「石灰硫黄合剤」の家庭用ボトルの販売が終了
 いたしました。安くて 効果の高い 虫、病気に対して効果のある薬剤だったのですが。
 
 「在庫ありませんか?」の問い合わせが多いです。
 すいません 終了いたしました。(ホントに残念)

 では、どうしましょうか?
 ☛ 越冬害虫の代表 カイガラムシは「マシン油」で退治できますが、殺菌効果はあまり
   期待できません。虫にはマシン油で対処します。
 ☛ ベニカX乳剤という薬があります。
   これは病気と虫 双方に効きます。バラの便利薬として売られていますが、
   弊社で売っている物は希釈をして そのまま使える物なのですが
   これでは 冬の薬剤としては心もとないです。ですので、原液を薄めるタイプの物
   であれば 通常希釈より濃くして使用すれば 虫、病気に対する効果が期待できます。 

 さて、ここでポイント。
 下にうわっている物がなければ この機会に地面まで消毒してしまいましょう。
 越冬害虫や 菌のなかには 冬は土の中で超える物があります。
 冬の消毒は これらも一網打尽に消毒しておくと ホント便利ですよ。
 ただし、先程も書きましたが 下に植えられている物がなければ の話です。

 冬もけっこう やることが多い「園芸カレンダー」でした。







 



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