定休日ですがPC前に座っています。
一昨日、トータルカウント数が40000件を越えまして、約1年ですごい数字になった
と感慨もひとしおです。
今日は昨日に続き秋の七草のなかから「おみなえし」をご紹介いたします。
おみなえしは漢字で「女郎花」と書きます。
万葉の昔から日本人に愛された花で 現在でも田んぼの畦などで この時期になると
咲き始める 季節を感じさせてくれる花のひとつです。
「女郎」は、現在ではイイ言葉としては使われませんが、
昔は 美人をさして女郎(おみな)と称したそうです。源氏物語でも出てきますね。
旧仮名使いでは おみなへし となりますが、「へし」とは追いやる という意味です。
これには諸説ありますが、「美人もかすんでしまうほどの美しい花」という説を
私は支持したいと思います。(歴史的根拠等は全くありませんのであしからず)
おみなえし は育てやすい花です。ポイントをいくつか挙げておきますね。
① 一年中柔らかい日差しが差し込む場所が好き
夏の直射、特に 浜松の夏は暑いですので 東向きの土地や落葉樹の木漏れ日が
当たるような場所がいいです。
② 柔らかく湿潤な土地が好き
土質はあまりいいませんが(基本山土です)水分が好きな植物ですので
水切れは御法度です。又 地下茎にて繁殖しますので柔らかい土(粘土系の様な)が
好まれるようです。
③ 地植えの場合、基本的には肥料を必要としませんが「たくさん増やしたい」など
大きくする願望がある方は 花が咲き終わった後に 有機緩効肥料をあげると
良いです。(油粕+骨粉のような)
株分けは 春、秋の2回できます。秋は 花が終って冬に入る前の11月が適当だと思います。
春は 冬を抜けた3月が良いでしょう。
鉢植えにする場合は、赤玉土+鹿沼土+腐葉土 でOKです。赤玉土の割合を多くしましょう。
(よっぽどでない限り 市販の培養土でもOKです)
美人を押しのける程と謳われた「おみなえし」ですが、現代版で適当な当て字が無いかな?
と考える次第です。言い忘れました
おみなえしは切り花でも楽しめます。