ハイビスカスの花
浜松でも水窪に避難勧告が出たようですね。この大雨 もうやんでほしいです。
今回はちょっと趣向を変えて 園芸講座編です。
夏の花ハイビスカス(ハワイアンハイビスカス)の花が咲かないという質問を
良く受けます。ハイビスカスの育て方と性質について 語っちゃいます。
ハイビスカス はアオイ科の常緑低木(中木)に属します。(ここではハワイアン
ハイビスカスを指します)
ハワイのような常夏の島では年中花が咲いています。でも、浜松の夏は暑すぎて花が
お休みしてしまうみたいです。もう一点。日長が短くなる時の方が蕾をよくつける性質
があります。ということは、浜松では9月のほうが花を良く付ける時期となります。
ハイビスカスは肥料が大好き。1カ月に1回位 固形肥料(花用)を与えましょう。
それでも葉色が悪いな と感じたら液体肥料をあげてください。
ハイビスカスの大敵に「ハマキムシ」がいます。7月、9月はこのハマキムシの発生時期。
オルトラン(置いておく農薬)でハマキムシを寄せないようにしましょう。
オルトランの効果は約3週間だと思って下さい。
「蕾が付くのに花が咲く前に黄色くなって落ちてしまう」という話をよく聞きます。
これは、花を咲かせるだけのエネルギーが、その木に無いということです。
原因は ①暑すぎて活動を少しセーブしている ②肥料が足りない ③日光不足
が考えられます。それ以外の原因としては、
水(根詰まり含む) 病気 虫 ですが
たいがい①②③ に原因があると考えてください。
さて、ハイビスカスの越冬についてですが まず霜に当てない場所できれば屋内に避難。
冬は活動をセーブする時期ですので、肥料はあげない 水は土がしっかりと乾くまで
与えない ことを基本にしてください。取り入れの前に枝を少し切り詰めると良いでしょう。
2年目以降のハイビスカスは開花期が少し遅れます。でも必ず花は咲きますので安心して
育ててください。植えかえは4月の後半~5月中旬頃までが良いでしょう。