先ほど 野菜をアップしましたが やはり「花」の話題も欲しいので 春植え球根の代表
グラジオラスを書きます。
グラジオラス
アヤメ科 南アフリカ原産が多い(夏系)
一口で「グラジオラス」と言っても 春系、夏系 少々ですが冬系もあります。
園芸店やホームセンターで売られているのは 夏系です。春系は切花で時々見かけます。
(ここでは 夏系グラジオラスを グラジオラスと称します)
グラジオラスは春植え球根で、寒さには弱いです。ですので霜の降りる心配がなくなった
4月 桜の時期以降から6月までが植え時期になります。
(グラジオラスのNGは凍らせることです。球根のままでも枯死します)
面白いのは 植え込みが早いと 早く咲き 遅く植えると 遅く咲く 事ですね。
他の球根植物で こういうことはまずありません。品種による開花時期に差はありますが
同じ種類の球根をリレーできるのは 魅力です。
花壇に向きます。鉢植えはあまりおすすめしません。頭が重くなり倒れやすくなります。
花壇植えの際も 支柱が欲しくなりますが 普通に支柱をしても面白味がありませんので
ちょっと工夫してみると面白いですよ。
たとえば・・・切り枝を支柱の代わりにしてみる とか 見えないところでネットで支えるとか。
【用土】
水はけのよい土を好みます。砂地でも構いません。(かつて浜名湖周辺は切花の産地)
土つくりは 腐葉土を充分に混ぜて準備します。
グラジオラスは 地表面より球根一個分の深さに植えます。
【肥料】
マグアンプKを元肥に使います。私は球根植物は 草花よりも多めにします。
追肥は花の咲くまでは 液肥を2週間に1回程度。
花が咲いてる間は与えません。
花が終わったら 葉を残して 花の部分を切り 固形肥料を与えます。
【水やり】
南アフリカ原産と書きました。南アフリカは雨季と乾季がある 温暖な気候の土地です。
南アフリカを減産に持つ植物は 乾燥に強い植物が多いです。
裏を返すと「多湿が嫌い」
水やりは 乾燥したら与える を肝(
ポイント)としてください。
【花後】
花が終わったら 葉は切らずに 花の軸のみ切って 来年の球根を育てます。
徐々に水やりの間隔を広げると うまく球根が育ちます。
球根の掘り上げは あまり寒くならないうちに行います。
葉が半分 黄色くなってきた位が目安です。
掘り上げた株は 日陰に置いて 葉がしなびてから球根と離します。
今年植えた球根の
上に新しい球根ができます。
その新しい球根の周りに木子ができます。
(木子は 翌々年の開花が期待できます)
今年植えた球根は シナシナにしなびてしまってますので これは捨てましょう。
球根は凍らない場所で保管してください。
保管の前に ベンレート水溶液で消毒し、陰干ししましょう。
【お遊び】
花芽が立ち上がってきたときに 一番下の花一輪を残し 上の花を切ります。
すると ひとつ残した花がすごく大きくなります。
なんと直径10cm程度の大きなグラジオラスが出来ます。
ランの花と見まごうばかりに綺麗ですよ。
【注意】
葉が紫色に変色した株からは球根を取らないようにしましょう。病気です。
掘り上げた球根も病気にかかってますので 抜き捨てにします。
発生しやすい虫は「ハダニ」です。
最近は球根を植える方が少なくなりました。グラジオラスは春植えの代表的な
球根です。ぜひ花壇にアクセントで植えてみてください。
- - - ゴン - - -