すごく遅い時間になってしまいましたが、「1日1ブログ」を目指して、
今夜も書きます。
今日の話題は「パッションフルーツ」です。
【余談】
2004年の浜名湖花博で、パッションフルーツを敷設しました。
浜名湖館フルレ 覚えていますか?
待ち時間の間 並んでいたすぐ上に繁々としたパッションフルーツがたわわになって
いたことを。いかがです?
それから9年、パッションフルーツは 緑のカーテンの準主役として脚光をあびるように
なりました。
緑のカーテンと言えば「ゴーヤ」「宿根朝顔」が有名ですが
パッヨンフルーツもツル性で 葉が大きく ちょっと珍しい植物という事で昨年あたりから
植え付ける方が多くなってきたようですね。
【ここから本題】
パッションフルーツは「くだものトケイソウ」とか「実成りトケイソウ」と呼ばれ
こんな花を咲かせます。
まさに 時計の文字盤のようでしょ。
トケイソウは色々な種類があり 熱帯から温帯に広く分布しています。
パッションフルーツと呼ばれる種は
① 実が完熟すると紫色になる温帯種
② 実が黄色の 亜熱帯種
③ ①と②の交配種
の3種類になります。
①が寒さにも強く 少しの工夫で浜松の冬を乗り切れるのでおすすめです。
1年コッキリでいいよ と仰る方は②の種のほうが 食す部分も多く挑戦する価値あります。
一般的な紫色の実の種類について書きます。
(育て方)
植え付け パッションフルーツの苗が出回るのは最低温度が10℃を上回ってからです。
5月になると植え付けOKです。早植えは禁物。早く大きくしたいなら
挿し芽(木)で繁殖させた大きな苗が良いです。
(土)
水はけのよい土ならOKですが、肥料が効くように「鹿沼土」を混ぜておくと良いと思います。
混ぜすぎると酸性に傾きすぎるので、
混ぜるとすれば 赤玉土5:腐葉土4:鹿沼土1 の割合で良いでしょう。
(定植から摘芯)
パッションフルーツはツルを巻き付けながら上へ上へ成長していきますが
葉を広げるように50cm~70cmくらいの所で 一度摘芯をすると良いです。
ネットを張って緑のカーテンにしたい場合、ネットからはみ出た部分は
遠慮なく切ってください。すぐに脇枝が出てきますので 安心してバッサリいきましょう。
(肥料)
成長期(5月から10月)は肥料を切らさないようにしましょう。
株元に化成肥料(IBなど)を置きます。
(開花)
初夏から秋にかけて花を咲かせます。
水切れが過ぎると 落花する場合があります。
(実成)
受粉作業をすると実が良くつきますが、高温時期は実を付けにくい性質があります。
「花は咲くけど 実がならない」というのは 高温期にはよくある事なのです。
ちなみに受粉作業は朝に行うと良いです。
(病害虫)
アブラムシ、ダニ、オンシツコナしらみ カイガラムシが主な害虫です。
オンシツコナジラミやカイガラムシが付くと すす病が発生しますので
注意しましょう。
(冬の管理)
冬を前にして 枝葉を刈り込みます。株元だけにしておきましょう。
霜が当たると葉が傷みますので置き場所は霜があたらない場所が良いです。
ミナリトケイソウは葉色がつややかで綺麗です。一度育ててみてはいかが?