今日は暖かでしたね。昼でも 土を触るのがイヤになるくらい寒い日が続きましたので
今日は 午後に寄せ植えやハンギングバスケットを作っていました。
さて 少し暖かくなってくると苗売り場にお客様がおみえになっていただけるのですが
先週から入荷を始めました「ゼラニューム」が人気です。
本来の開花期は 春、秋の二季咲きですが、花屋さんは本来の咲き時期より少し早くに
店頭に並びます。
浜松では屋外で越冬可能ですが、綺麗な葉を楽しみたいなら「軒下」栽培を勧めます。
ゼラニューム フウロウソウ科 (属名を書くと混乱するので割愛) 多年草
ゼラニュームはハーブです。独特の香りがあります(私は苦手)
ゼラニューム大好きなヨーロッパの方は、この香りが良いのだそうです。理解に苦しみます。
ゼラニュームをポプリにして枕元に置くと「よく眠れる」のだそうです。
(今回のブログから 説明文の文末に、当店取り扱いの資材 商品名を書きます。ご参考にして
みてください。)
【ゼラニュームの開花について】
浜松は ゼラニュームの開花時期が長いと思います。
日本の高温多湿は苦手ですが、 春、秋の冷涼な気候が大好きです。
本当は 冬の寒さも苦手なのですが 浜松の冬は日照が多く、開花が止まりません。
特に霜が当たらない場所で 日光によく当てていると厳寒期でも花を立ち上げます。
【ゼラニュームの好きな土】
ゼラニュームは 一般的な培養土より 少しアルカリ性の土を好みます。
ゼラニューム単体で 鉢植えする場合は 培養土に「有機石灰」を若干混ぜるといいです。
もうひとつ。
湿地より乾燥地を好みますので、水はけの良い土を選びましょう。
矛盾するようですが ピートモスを含んだ用土を勧めます。
ピートはもちろん「調整」をしている物ですが 「調整済ピートモス」は肥料または
石灰でアルカリに向かわせています。つまり ゼラニュームにはもってこいと言えます。
(タキイ花と野菜の土、土太郎、花ちゃん培養土)
【肥料】
ゼラニュームは 薄い肥料が常に効いているような肥料管理を心がけます。
それには「液肥」がいいですね。2週間に1回程度 水やり代わりに「液肥」を与えます。
(ハイポネックス、スーパーワン、ハイプログリーン)
【置き場所】
先にも書きましたが 日光大好きですので、よく日のあたる場所に置きます。
【テクニック】
ゼラニュームは鉢で管理することを勧めます。
ただし、鉢で管理した場合 夏に鉢内の温度が上がりすぎるので 重ね鉢にできるように
すると良いです。重ね鉢とは 鉢に直射日光が当たって 根の張る鉢部分が高温になって
しまうのを防ぐ為に 一回り大きな鉢を履かせてあげることです。
【植え替え】
植え替えは 基本 春、秋の2回できます。
春でしたら 3月。秋でしたら10月が 浜松ではおすすめです。
(秋は本来9月ですが、9月が暑すぎる日が多いので あえて10月といたします)
現在 当店で売っているゼラニュームは「栄養系品種」です。
花色が鮮やかで 花が大きく 見ごたえのある花です。
「種子系」のゼラニュームは もう少し暖かくなってからの販売となります。
※ つるが伸びていく「アイビーゼアニューム」は、暑いのが超苦手なので
春先に植えて 5月が見頃になります。アイビーゼラニュームも現在当店で扱っています。