今日はムスカリについて書きます。
ちょっと余談
ムスカリは「グレープヒヤシンス」とも呼ばれ人気の高い球根植物です。
しかし 2年目から 人気がガクっと落ちます。
地植えにした場合、2年目以降は 葉が伸びすぎて(まるでニラのように)花が見えなく
なってしまい、あの かわいらしい、写真のような ムスカリ君でなくなってしまいます。
しかも、放っておくと毎年、ニラの量が増大してしまいますので、結果
【かわいくない】ということになってしまいます。
写真のようなかわいい花を毎年咲かせる為にはどうしたらよいの?(答えはブログ後半で!)
ムスカリ
ユリ科の多年草。原産地 地中海沿岸~ (秋植え球根の王道です)
栽培は非常に簡単で
球根を10月~12月頃に植えると 翌春に開花します。
あまり土を選ばない性質で、普通に水はけのよい培養土に植えておけば充分です。
庭植えの場合は 植え付け前に苦土石灰を撒いておきます。
庭植え、鉢植え 両方に適します。
庭植えの場合、植えっぱなしでも毎年咲いてくれます。
ユリ科の植物なので、連作障害が現れると思うのですが
わが家でも何年も咲くムスカリがいます。
さてムスカリの葉を短くして花を綺麗に咲かせるには?のコツです。
【球根を購入した場合】
○早植えは絶対にしない。浜松では11月後半~12月の植え付けでも充分に花が立ちますので
暖かい時期での早植えはしないで下さい。
○球根を冷蔵すると 「早く咲いて 葉も短く 長く咲きます」
幼稚園の先生におすすめしている方法なのですが、
① 球根を10月に購入する。
② 球根を密閉出来る容器(おせんべいの缶で充分)で 冷蔵庫保管します。
③ 冬休みに入ったら 花壇や鉢に球根を植えます。
④ 卒園式の時(3月中下旬)に かわいいムスカリが咲いています。
⇒ これは、ムスカリの性質を利用した「促成栽培方」です。お試しください。
【植えっぱなしの場合】
○ 球根を植えっぱなしにしておいた物をよく観察すると、葉がいつまでもある訳ではなく
秋に伸ばす葉が長くなる事に気が付きます。
この葉は 冬の寒さで変色し 余計に汚く感じてしまいます。
○ できれば 球根を植え替えると良いです。掘り上げるタイミングは梅雨前頃がGOOD。
○ それでも 植えっぱなしで という方。秋に出てきた葉をザックリ半分位に切ります。
球根にとってはイイことではないので あまりお勧めしませんが。
ムスカリは大いなる脇役です。
春の花のチョイ役として重宝されます。
チューリップ&ムスカリ ビオラ&ムスカリ アリッサム&ムスカリ、これらは定番の
組み合わせですね。
寄せ植えにする場合 ポットで咲いてるムスカリがある時はポットのまま寄せ植えに
使います、ポットから抜いて 寄せ植えにしますと 形が崩れてしまします。
球根の為には 良い事ではありません。あしからず。