秋植え球根をご紹介しております。
今日は 比較的早くに植え付けられる「フリージア」について記事投稿いたします。
フリージア 秋植え球根にしては珍しく南アフリカ原産 アヤメ科の多年草になります。
浜松での植え付け適期は10月中旬頃より、
(最高温度+最低温度÷2=15℃位になった時が植え付けの適期です)
フリージアは 秋植えのクセして「寒いのが苦手」な植物です。屋外で育てる事ができるのは
千葉県房総半島や静岡県の温暖な土地 位なのです。
静岡はあったかくて良かったですね。
その為 JAとぴあ浜松さんでもフリージアの切り花の出荷は盛んで、特産品になっています。
【植え付け用土】
鉢植え、花壇植え どちらも大丈夫ですが 黄色、白以外の球根は「鉢植え」を勧めます。
黄色や白は強いのですが 紫や赤い種類のフリージアはウイルス病に弱いようです。
そのため、植えっぱなしでは年々減っていってしまいます。
肝心の用土ですが、弱酸性の水はけのよい土を好むようです。
以前 私も切り花の栽培をしたことがありますが 赤土のゴロゴロ土が良かった印象です。
赤玉土+腐葉土+鹿沼 に緩く効く肥料(マグアンプKなど)を混ぜて使うと良いです。
【置き場所】
日当たりのよい場所を好みます。
フリージアは秋植え球根には珍しく「寒さが苦手」と書きましたが 浜松では西風が強く
当たる場所を避けた方が良いでしょう。
【肥料】
植え付け時に元肥えとして緩効性肥料を置きますが、厳冬期はあまり肥料の効果ありません。
その為、液肥に頼ります。12月~1月は 液体肥料を2週間に1回水やり代わりに与えます。
花芽を持ちあげてくる3月も急に強い肥料を与えずに 液肥継続が良いかもしれません。
来年の球根を掘り上げる予定なら 花後4月に IB肥料を置くと良いです。
【コツ】
フリージアをきれいに咲かせるコツは2つ。
○ 早植えをしないこと
○ 土増しをすること です。
フリージアはまず 葉が成長します。
放っておくと 葉が伸びすぎて フリージア自体が倒れてしまいます。
それを防ぐ方法として「土まし」をします。
① フリージアの球根を浅植えにします。
② 芽が伸びてきたら 葉が開く前に その芽が見えなくなる位の土を足してあげます。
③ また、その下から芽が出てきますので、また 土ましをします。
すると葉が短く 花が葉の上にいくようなフリージアができます。
この方法は「鉢植え」にすると 見事な花鉢ができますよ。お試しあれ。
フリージアは香りが良い花ですね。キツイ花の香りでなく 日本人が好きな淡い香り。
今年は フリージアの鉢を育ててみてはいかがでしょうか?