花・緑・野菜　「園芸」やさんのひとこと日記2

　秋植え球根揃いました。
　球根御紹介の一番手は

　チューリップです。
　チューリップは過去にも植え方等ブログアップしてありますので重複になりますが、
　今回はちょっと変わったチューリップを含めてのご紹介をいたします。
　

　チューリップは地中海（トルコ山岳地方）原産のユリ科チューリップ属の多年草になります。
　（球根植物は例外なく多年草扱いですね）

　チューリップの植え付け適期は
　浜松では１０月中旬から１２月まで、ただし早生品種は１１月中旬まで　が良いです。
　早い植え付けでは、カビが発生するリスクが大きく　芽が出る前に球根が腐ってしまう
　可能性があります。　チューリップの大敵は「青カビ」です。


　チューリップの土　チューリップは　優しい花に似合わず　根がすごく伸びます。
　これは原産地の影響があるかもしれません。原産地の「地中海性気候」では夏にほとんど
　雨が降りません。そのため、水を求めて根が深く入る為　と推察されます。

　そのため、チューリップは肥沃なフカフカした土が大好きです。
　鉢植えにする場合、根の張るスペースをしっかりと確保する事が大事です。
　その為　頭を出して植えたり、縦長の鉢に植えたりします。

　チューリップの根は一方向にしか伸びません。
　球根のお尻を見ますと　前年の根の跡が三日月状に見えると思います。
　チューリップは根がからまない様に　植えてあげれば　隣とくっつけてもＯＫです。

　失敗
　チューリップを育てるうえで、失敗はここから起こる　というのを書きます。
　①　芽の出始めに乾燥させてしまう。
　②　冬の水のあげすぎ
　③　３月時期　花芽が伸び始めた時に乾燥させてしまう。または肥料不足。


　【希少品種】　
　
　原種・希少品種３種です

　一般に「チューリップの球根」と呼ばれている物は　品種改良を行ない大きな花が
　咲くように　球根も原種に比べてずいぶんと大きくなりました。

　チューリップの原種球根は親指大程です。

　今回当店では　希少品種をご用意いたしました。ご興味のある方は覗いてみてください。

　【御提案】　最近　球根の売り上げがあまりよくありません。
　「球根植物は　植えてから長く育てて　咲くのは一瞬」というものが多いので
　めんどくさがりの現代人には合わない様です。

　チューリップは他の植物（特に連続して開花する物）と植え合わせると良いと思います。
　利点
　①　水あげ、肥料やりを忘れない。
　②　チューリップが咲くまでも　花壇（鉢）が花でにぎやか
　③　植えた事を忘れて　３月にサプライズ！

　です。

　お勧めの　植え合わせ植物は「ビオラ」「アリッサム」「ガーデンシクラメン」です。