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秋?の七草PART4かわらなでしこ

 少々 夏バテ気味のゴンですが気合入れて書きます。

 秋の七草の4回目 おすきなふくは の「な」 撫子(なでしこ)です。

 昨年から人気急上昇の「ナデシコ」。フランスの新聞でも「なでしこって何?」と
 取り上げられた様ですね。オリンピックでも大活躍で「なでしこ」の名を一気に
 世界に広めてくれました。

 秋の七草でいうなでしこは「ヤマトナデシコ」と呼ばれる物で 本名は
 「カワラナデシコ」(河原撫子)といいます。

 秋?の七草PART4かわらなでしこ
 上の写真は カワラナデシコの園芸品種です。

 自生種としては、薄いピンク色の花になります。

 河原というくらいですので、大きな川の河原や 広い草原地帯に咲きます。
 今でも 上流の方へ行くと カワラナデシコに出会える事があります。
 (残念ながら カワラナデシコも自生地が減少してしまい 絶滅危惧種となっていおります)

 ※ 関係なくはないですが、「ヤマト~」とか「ニホン~」という植物が絶滅危惧種になる
 例は非常に多いです。日本人として考えなければイケナイと思うのです。
 


 話は変わって、このカワラナデシコ、浜松で栽培する場合は「秋蒔き 春咲き」を勧めます。
 「春蒔き」ですと「秋咲き」になりますが、浜松では夏の温度が高すぎて 早くに貧弱に
 育ってしまいます。そのため 弊社ではカワラナデシコは秋蒔きのコーナーで販売してます。

 10月頃に タネを蒔いて、翌年の5月開花、これがお勧めの作り方です。
 カワラナデシコは浜松の寒さ位は 常緑で越してしまいますので大丈夫です。

 現在 カワラナデシコは花壇苗としても人気があります。
 「スープラ」というどこかで聞いた名前の品種が売られていますので、園芸店でご覧になって
 いただきたいと思います。

 (画像は近日中にアップしますね)

 カワラナデシコは日当たりのよい、風通しの良い土地を好みます。
 だから「カワラ」と言うのですね。土は弱酸性の肥沃な山土(市販の培養で結構です)に
 植えましょう。カワラナデシコの苗の販売時期は基本 初夏と秋です。

 6月に病気になりやすいと脅かしてしまいましたが、若い苗は病気にかかりずらいようです。
 老化苗(1年以上を経過した苗)に病気がつきやすい傾向ですね。
 だから 初夏に苗を購入されても大丈夫です。
 
 肥料は年中欲しいです。(冬 成長が鈍化している時を除いて)
 繁殖は 種まきもしくは挿し芽です。挿し芽の場合は真夏を除いて 若い芽を
 挿してあげれば付き易いです。夏はすぐに花芽になってしまい、いい苗を作れません。



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