フェイスブックで質問の多いアジサイについて今日は投稿いたします。
アジサイ(紫陽花)は その性質がとても変わっています。
美しい花と
基本と異なる性質
言うなれば 木本類の○○型なのかもしれません。
園芸店で見かけるアジサイは大きく分けて3種類です。
① 花が球形になる 西洋アジサイ
② 花が円盤のような形になる ガクアジサイ
③ いかにも野の花 という佇まいの 山アジサイ
さて、アジサイを母の日にいただいた お母様も多いはず。ここからが本題
「これから どうしたらいいの?」にお答えいたします。
【管理】
夜間涼しい日が続いていますので、母の日にもらったアジサイが今でも元気で
咲いているよ という方が多いと思います。温度が上がっていくと段々 頭を下げていきます
ので そうしたら まず花を切ってしまいます。
さて、そこで2つの選択 「路地に降ろしますか?」「鉢植えにしますか?」です。
鉢植えのままでは 夏の水掛けがたいへんになりますので どちらかを選択して下さい。
その時に 以下の事を参考にしてください。
① 西洋アジサイは直射日光OKですが、ガクアジサイは半日陰、山アジサイはもっと日陰が
好きです。
② 日本の土地の多くは酸性ですので、青いアジサイには向きますが 赤系のアジサイには
向きません。赤系のアジサイを植える場合は掘り穴を大きくしてアルカリ土を投入する
必要があります。
【植え替え】
プレゼントの鉢では本来の植え替え時期である「落葉期」まで維持するのが難しいです。
根を傷めない様に植え替えをしてあげましょう。
植え替えの用土はアジサイの専用用土 もしくは市販の培養土です。
植え替え直後1週間は 水を絶やさない様に注意してください。
【剪定】
アジサイは今年の花が咲いているうちに来年の花芽が出来てきます。
アジサイは剪定時期を間違えると 来年の花が咲きません。遅くとも7月までには剪定を
終了しておきます。目安としては 大きくしたくなければ半分位に切り詰めます。
【肥料】
アジサイの重要な肥料のあげ時は年3回。
①花後すぐ(御礼肥え) ②12月初旬(寒肥え) ③3月(新芽時)
この他にも 涼しくなった9月に肥料を与える事もありますが 樹の様子を見てからでいいです。
さて、重要な事です。青い花には青い花用の 赤い花には赤い花用の肥料を与えましょう。
【冬の管理】
アジサイは落葉低木です。植え替えの適期は落葉期です。冬は色々な事ができます。
まず、植え替え。移植をするなら この時期がいいです。
普通落葉木なら落葉期が剪定の適期ですが、アジサイはこの時期に伸びすぎた枝を切るだけ
にしておきます。樹形を整える という意味ですね。
いかがでしょうか?アジサイは毎年咲いてくれる可愛い花木です。上手に育ててくださいね。