トマトは特殊!
こんばんは。今日は「ゴキゲンちゃん」です。
仕事が 本当にスムーズに回りました。今日の営業は90点くらい。
計画通りに事が運ぶと気持ちいいですね。
さて、今日は本当に暖かな一日でした。
外に出るにもいい気候になって。でも 明日は大雨らしいですね。
今日 投稿するのは「トマト」です。
家庭菜園の代表選手・夏の風物詩のトマト。
【トマト】
ナス科 原産地は南米の高山地帯です。
苗の定植) 苗は4月の桜が散った頃が適期ですね。花見シーズンでは早すぎます。
苗の選び方)大きく育ちすぎて 自立できないような苗は
☓です。ちょっと小さいかな
と思える位で本葉が4~5枚で青々してる物がいいですね。
双葉が付いている物・・・付いていない物は高温か過乾燥に当てた可能性があります。
土をみます・・・土がポットに充分入っていればOK。土をケチる生産者の物はダメです。
葉の先端をみます・・・葉の先端が茶色くなっていれば強い乾燥に当てた証拠。
もしくは、肥料の関係です。ステム(軸)に障害が現れる可能性があります。
定植の土) トマトは酸性で水はけの良い土を好みます。昨日御紹介したピーマンより
若干酸性土が好きですね。市販の「野菜の土」でもOKですが、ひと手間
かけるなら、鹿沼土を1割くらい混ぜましょう。
元肥 ) トマトは、あまり肥料が好きではありません。同じナス科のナスは大変肥料が
好きですが、トマトは その半分以下で結構です。
緩効性肥料をパラりと撒いて土に混ぜ込んでおきます。
植え付け) 小さめの苗を選んでいただいた理由はココにあります。
植え付け時に根を傷めないように植え付けましょう。畑の場合は畝立てを
して植えると良いです。トマトは水分の調整によって「甘く」も「まずく」
もなります。
トマトの水やりの基本的な考え方)
私はこう考えます。トマトはアンデス山中の粗い土が原産地です。気象条件は過酷です。
めったに雨が降らない。しかし、毎日のように朝露が降りる所。その朝露を頼りに
生育をしています。朝露を多く受け取る為に細かい根をびっしりと張ります。
つまり「トマトは、水が足りない位の管理がちょうど良い」と考えます。
植え付け後1週間位は括着を促すために 毎日のように水を与えますが、その後は
葉がしなだれてくるまで、水を我慢します。
葉が垂れてきたら水を与えるようにします。
トマトは水分が少ないな と思うと根をたくさん張ります。
トマトの管理)
トマトは
1番最初の花は取ってしまいます。受粉させません。2番目以降に期待します。
葉と主枝の間から出てくる
脇枝は摘んでしまいます。(間違って花を取らないで下さい)
成長が進めば下の葉が黄色くなるのは生理現象ですから放っておきます。
肥料ですが、置き肥の場合は「少なめ」が基本です。液肥で作る場合は濃度と量を考えます。
化成の液肥で結構ですよ。成長に応じて「少なめ」基本で与えます。
(化成肥料を嫌がる方へ・・・
化成は体に悪いんじゃないかと思われてる方、間違いです。
問題なのは「
未消化窒素」と言って、植物の体内に消化しきれない窒素を持つ事です。
未消化窒素が多い場合「不味い」し「体に悪い」です。これは有機肥料でも起こりますし、
むしろ
有機肥料の方がコントロールが難しいと思います。窒素は植物の体を作る重要な
元素ですが、これがアミノ酸になりきれずに植物の体内に留まる事が問題なのです)
トマトを美味しく作るコツは
○ 水は控え気味
○ 肥料も控え気味
○ 日光が良くあたる
○ 水はけの良い土
○ 盛夏時は 株元を涼しくする工夫を(敷きワラ や マルチィング)
です。トマトは家庭菜園の優等生。今年から家庭菜園を!と思われてる方。ぜひ挑戦を!