花と緑の専門店 浜松植木

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「緑のカーテン」講習会続き

 今日は「定休日」でしたが 仕事が遅い私は出勤です。
 バスケット型のプラ鉢を30鉢欲しくて近くのホームセンターなどを廻っていました。
 驚いたことに
 「野菜苗」や「ペチュニア系ブランド苗」が売り出されていました。

 「野菜苗」の中には「きゅうり」もありましたが、本日の浜松の最低気温は3℃です。
 大丈夫なんでしょうか?びっくり
 「緑のカーテン」講習会続き
 さて、今日の記事投稿は 昨日の続き「緑のカーテン」講習会での模様を書きます。

 連作障害についてを書きました。今日は緑のカーテンを作る時のコツを書きます。

 【緑のカーテンは少し離して】
 緑のカーテンは壁に並行するようにピッチリ作ってしまうと効果が半減してしまいます。
 プランターの設置位置は 壁際から1.5m程離して 壁とカーテンの間が少しスキマが
 できるように設置すると良いです。
 これは、つる性植物の「気化熱」を利用した気温低減方法の効果をしっかりといただく
 為です。空気の通り道を作ってあげることで 効果が高まります。


 【ゴーヤの摘芯について】
 昨年の 浜松市配布のゴーヤ苗での「緑のカーテン」の写真を拝見いたしました。
 中には 真っすぐ立ちあがっているゴーヤの写真を発見しましたので追加しました。
 ゴーヤの苗は高さが70cm位になった際に 20cm位まん中を切ってしまうと良いです。
 園芸の世界では「ピンチ」と言いますが こうしてあげると脇枝が伸びてきます。
 1本の枝をピンチして、3本に仕立てると より葉が密集して 緑のカーテンらしく
 なります。


 【頂芽優勢の法則】
 これは、園芸を専門にされている方でも聞き覚えのない方が多いと思いますが、
 植物は 頂点に近い芽の方が生育が旺盛なのです
 ですので、脇枝をしっかりと成長させる為に 一度 脇枝の高さを揃えてあげると良いです。
 すると 同じように成長していきますので しっかりとした葉の繁茂が期待できます。


 【肥料】
 ゴーヤやヘチマなどは、最も成長する時期には1日で10cmも伸びます。
 植物の成長には 水+空気+栄養分(肥料分等)が必要ですが だからと言ってあまり
 濃い肥料を与えると 根痛みの原因となります。
 置き肥の量はあまり変えない方が無難です。 替わりに「液体肥料」を使いましょう。
 液体肥料は「植物の成長に必要な栄養分を吸収しやすい形で配合」された物です。
 ですので「効果が早く かつ 早くに切れる」という特徴があります。
 温度が高くなってきた時は「薄めの液肥を 水やり替わりに」与えると良い成長が望めます

 ※ その昔、「肥料の講習会」にて夏は液肥の使用はよろしくない という講師がいました。
 その方の論によれば 夏は乾燥しやすいので残った肥料が土の中で濃縮されてしまう。
 というものでした。
 「反対です」その方は 「土の肥料緩衝作用」についてはご存知なかったようです。
 (土の緩衝作用とは、良い土の条件のひとつで「肥料持ちが良い」という言葉で表現されます)
 夏は植物も夏バテをしやすいので、吸収しやすい形での「液肥」を私はお勧めします。
 あくまでも 「薄く そして 回数多く」が基本ですが。


 【最後に植え付けです
 ゴーヤやヘチマに代表される つる性植物はほとんどが南方系の植物です。寒さは苦手です。
 苗の植え付けは>「ゴールデンウィーク」以降が良いですね。





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