花と緑の専門店 浜松植木

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シクラメンを長く楽しもう

  シクラメンの花 花が咲いている時に

 社員一同残業です。

 今日は静岡で会議の予定でしたが、すいません欠席です。お詫びに告知しておきます。

 第3回ジャパンフラワーオープンinしずおか2012はままつ大会が来年3月2日~4日(3日間)の

 会期で「ソラモ」で行われます。これは、花の装飾の競技会で出場選手を現在募集中です。

 詳しくは http://jfopen.com/ を見てください。
 (余談ですが最終日のコンテナ競技の際にコメンテーターを務めさせていただきます)


 さて、今日の記事はスズさんからのコメントにヒントをいただきまして(スズさん感謝!)
 「シクラメンの年間管理」その① 「シクラメンの花が咲いている時に」です。
 (一般家庭用 と 花屋さん用のふたつ 書いておきますね)


 シクラメンを長く楽しもう


 まずはシクラメンの基本データから

 シクラメン 原産地 地中海沿岸部 (地中海性気候 習ったですよね)
       
        サクラソウ科の多年草 (球根植物です。)
        シクラメンの原種の写真をみると秋に葉より先に花をつけています。

 地中海性気候の球根植物は基本「秋植え」です。そして、開花に「寒さ」を必要とする
 ものが多い。  そして サクラソウ科、サクラソウは春の花ですが 日光を好み、高温
 多湿に弱い性質を持つものが多いです。

 (ご家庭用)
 シクラメンの花は「人が思っているより寒いのが好き」と以前のブログに」書きました。

 花を長持ちさせる為には、日中は外へ出してあげると良いです。夜は家の中で花を楽しみ
 ましょう。 お父さんのお仕事にしちゃうとちょうどいいですよ。

 出勤時「いってきます」の時に 外へ出して、「ただいま」で家へ入れる。こうすると
 花の寿命がぐんと伸びます。

 置き場所も「直接暖房の風が当らない所」がいいですね。

 シクラメンは次々に花を咲かせるので、エネルギーをたくさん必要とします。1週間に1回
 専用の液体肥料を与えると良いでしょう。

 毎年5月頃まで咲いている という方はそれが正常ですのでそのままのスタイルで良いと
 思います。


 (お店用) 
 他のお店の為にシクラメンを長持ちさせるポイントを書くなんてお節介かもしれませんが、

 ① 置き場
 店頭に近い「明るい」場所に置きましょう。また、温度が上がりすぎると葉がだらしなく
 なりますので、「涼しい(寒い)」場所にかぎります。

 ② 水やり
 底面給水の場合、水が受け皿に無くなって1~2日経過してからあげましょう。水やりを毎日の
 日課のようにあげると「根ぐされ」をおこします。

 ③ 葉が黄色くなる原因
 葉が黄色くなるのは、温度と環境のアンバランスで起こります。温度が上がれば樹勢が強く
 なり、多くの肥料、水、日光を求めます。
 売り場では、入荷した状態を保つためにはどうしたら良いかを考えるべきだと思います。
 シクラメンを売り場で育てることを考えてはいけないでしょう。農家のようにはいきません。
 ですので、いかに樹勢を抑えるか を考えると色々とアイデアが出てきますよ。

 ④ 温度
 売り場の所でも書きましたが、寒いくらいでちょうど良しです。置き場の確保が難しければ
 夜間の温度を日中の温度より高くなるように工夫しましょう。花の持ちが違ってきます。

 ⑤ 葉組み
 市場から仕入れたシクラメンは生産者が出荷するときに葉を組んできます。
 店頭で葉の手入れをした場合、葉組みが緩むことになりますので近くの葉と再度組むことを
 勧めます。葉を抜くだけではシクラメンの形がどんどんと悪くなります。

 

 明日は「花の終わった後のシクラメンの管理」を投稿します。明日はお店用はありません。



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