パンジーの肥料について
こんばんは。遅くなりまして、こんな時間にPC前に座っています。
今日は、パンジーの肥料について投稿します。(ずいぶんマニアックな話題になりますが)
元肥(もとごえ と読みます。植え付け前に 土に入れ込んでおく肥料のことです。)
パンジーは長い期間咲き続けますので、「咲き疲れ」をしないように、元肥を土に入れ込んで
おきます。市販の培養土のなかには元肥が入っているもの、いないものがありますので
表示を確かめておいてください。
元肥無しの土の場合、緩効性の化成肥料を混ぜておきます。「マグアンプK」をよく使います。
また、タキイ種苗さんの「花の充実肥料」もおすすめです。
米)もちろん有機肥料でも結構ですが注意が必要です。(後ほど書きます)
元肥の入った土の場合はそのまま使います。
追肥(ついひ おいごえ と読みます)
追肥は、通常 植え付け後1カ月から始めます。
使う肥料は、有機肥料 化成肥料どちらでも結構です。
固形肥料を用途のままお使いいただければOKですが、私のおすすめは「液肥」です。
有機肥料はその性質として、温度が下がってきた時は効き目がにぶる性質があります。
同様に、一部の化成肥料も 温度と水に反応するように出来ていますので、冬は効き目
がにぶることがあります。
植物が吸いやすい状態になっている液肥は冬に有効です。咲きが悪いな と思ったら
液肥を使ってみてください。常用にする場合は10日~2週間に1回程度の頻度で水やり
代わりに液肥を施します。
おすすめの液肥はクリスマスローズの回でも紹介しましたが「ハイプログリーン」です。
この液肥は よく効きます。(元々は生産者用液肥でしたが、1リットルのものを販売
しています。高いけど想像以上の効果がありますよ。)
微量要素(肥料としてはカウントされないが生育に必要なもの)
パンジーの要素欠乏のなかで、起こしやすいのが「鉄欠乏」「カルシウム欠乏」
「マグネシウム欠乏」です。 土を再生して使用される方は特に注意してください。
鉄欠乏の状態・・・葉の中心部分の緑色が薄く脱色してしまう。
カルシウム欠乏の状態・・・葉の縁部分が茶色くなってしまう。新葉や新芽の部分にシミの
ような斑点を生じ、生育が悪くなる。
マグネシウム欠乏・・・葉全体の葉脈部分を除き、脱色してしまう。
* カルシウムとマグネシウム(&カリ)は、どれかを与えすぎると土中に充分な量が
あっても欠乏症状を引き起こします。バランスが大切です。
注意点)
〇 有機肥料のなかで、「油粕」(たねがすともいいますが)単体では「葉」のみ成長
してしまいますので、必ず「骨粉」が入っているものを選んでください。
〇 「油粕」は粉状のものはあまりお勧めしません。固形のものを使いましょう。
安い油粕は 百害あって一理なし です。
〇 肥料は必ず「花用」を使って下さい。野菜用と花用は同じではありません。
明日は「パンジー植え付け」について投稿します。
(今日も読んでいただきありがとうございます。)