チューリップの管理 花が咲くまで
明日は
定休日です。
お店はお休みですが、私はハウスで植え替え作業をやっています。
9月中にパンジー、ビオラの植え替えを終わらせたいと思っています。
明日は店から投稿できそうもありませんので、今日の内に「チューリップ④」を
投稿しておきます。
さて、チューリップの球根は日当たりのよい場所に植えてください。と書きました。
チューリップはお店で売っている球根の状態ですでに花芽を持っています。
球根が活動を開始する「スイッチ」が寒さです。
チューリップは、寒さを感じて球根の内部で活動をはじめるのです。ですので必ず
屋外で育てます。
余談ですが、クロッカスとヒヤシンスは球根の活動を開始するのに寒さは必要ありません。
だから水栽培が可能なんですね。
本題に戻りますが、涼しくなってくると球根の内部で活動を始めるチューリップですが
見た目はわかりません。
まず 根が張ってきます。この時に球根が土から持ち上がるようでしたらもう一度しっかり
埋め直してください。
よくある質問ですが チューリップの皮は取りますか?と聞かれます。
解答は「自然と持ちあがってきて取れるようでしたら放っておいてください」
と言っています。芽が立ちあがっているのに皮が邪魔で上に出てこないような状態が
続くようであれば 助けてあげます。
冬の間も球根のお世話を忘れませんように 水掛けですね。
さて、春先になって急激に葉を持ちあげ花芽らしきものが見えてきたらここがポイント。
花芽が見え始める頃の水切れは厳禁です。腐葉土などをひとつかみ 覆土しましょう。
土の表面を乾かさないように!
もう一点。 このタイミングで液肥を2回位かけると 良い花が咲きます。
チューリップのサポートですね。
早いものでは3月から遅いものでも4月下旬には開花します。
チューリップの花期は短いです。約2週間くらいでしょうか。でも「咲いた」という
充実感は球根植物を育てた人しか味わえないものがありますね。
チューリップの球根は、基本的に翌年使用しません。浜松では1回きりにしたほうが
いいと思います。チューリップは、富山県、新潟県など冬に雪が積もる地域では
毎年咲かせることができますが、雪の積もらない浜松では冬の間に病気に侵される事が
多いからです。特にウィルスは植物同士うつりますので 球根は処分することを勧めます。