夕方の投稿です。
お店はおまかせ。
今日の投稿はちょっと毛色が変わります。
日本人には馴染みの深い花なのですが、装花としてはなぜか一定年齢以上の方に
人気のある花「キク」についてです。
キクというと
お年寄りが趣味で栽培してる
お葬式の花 というイメージが強いと思います。
でも それって日本だけ ってご存知でした?
ヨーロッパの人はキクが大好き。
アジアの人も キクが大好き なのです。
皆 普通に花壇に飾っています。
キクの事を専門家、花屋さんは「マム」と呼びます。
マムというのはキク科の植物の総称です。例えば「クリサンセマム」「オステオスペルマム」
マムが 語尾につくでしょ。
そうそう、いかがですか?上の写真は「オステオスペルマム」によく似ているでしょ?
分枝型のキクを「スプレーギク」またはスプレーマムと呼びます。
私は スプレーギクを寄せ植えに使う事が好きで、以前ご紹介しました寄せ植えにも
入れてあったと思います。
今 こんな風に咲いています。
キクは中国原産の耐寒性多年草です。
秋に綺麗に咲いて 1花の寿命は2週間ほどですが、これを切り戻してあげると
お正月過ぎ頃にもう一回咲いてくれます。
最近では「クッション・マム」と呼ばれる矮性品種が出てきて、花壇のボーダー部分
なんかに利用される機会が増えました。
先の「花と緑の祭り」でもジャーマン・マムと呼ばれる花鉢を持ちこみましたが
それは 見事な花つきで 20鉢 完売いたしました。
お年寄り(失礼)に売れるかと思ったのですが、「お店の玄関に」「マンションのベランダで」
というご意見があり 結構 若い方世代に売れたのが印象的でした。
私より少し上の方が「キクを嫌う」傾向にあるようです。
若い方はキクの魅力(新しい魅力)が分かっているんじゃないですかね?
一度植えておくと毎年花が楽しめるスプレータイプのキク、今後 日本人も多いに
飾っていただきたいと思います。