2日間の即売で約200本を売り切りました。
ベコニア・フォーチュン。
人気です。
サカタのタネさんが何年か前から推している商品ですが、「小売」に火が付くまでは
時間がかかります。じっと待っていました。供給も安定的になりましたので、
浜松植木では今年が「フォーチュンベコニア」元年です。
さて 販売で重要なのは 「お客様の生の声」です。
お花の豪華さでは絶対の自信がありますが、それが売れるかどうかは別問題です。
曰く
「ベコニア 苦手なのよね」
「日が当らなくても大丈夫?」
「冬に枯れるんでしょ?」
「なんか弱そうね」
「難しそうだわ」
「これってもう終わり?」
「この鉢(ポット)のままでいいの?」
「お家の中でも咲きますか?」
これだから 即売は楽しい♪
多種多様なご意見ありがとうございます。
今 園芸で売れる要素は3つ「強い、長い、楽」です。
管理が楽で、長く次々と咲いて、病気などに強い物 という意味です。
フォーチュンはこの3つの条件を備えていると思います。
【植え付け】
浜松では10月を勧めます。基本的に球根ベコニアは暑さ(高温多湿)に弱いです。
フォーチュンの場合 一般的な球根ベコニアよりも寒さに強いので、10月からでも
充分に花を楽しめます。
用土は水はけのよい軽めの土が良いようです。植えてある土をみたらピートモス主体の培養土
でしたので、当店取扱い用土のなかでは「土太郎」をおすすめします。
フォーチュンベコニアは「鉢植え」をお勧めします。
ハンギングバスケットにも向きますが、花を長く楽しむ方法としては「鉢植え」がおすすめです。
10月以降でしたら直射日光も平気です。雨にも強いのですが できれば西風の当たらない
軒下をおすすめいたします。
半日陰でも育ちますが、日照量が多い方が花持ち、花付きが良いようです。
浜松は冬の日照量 日本一の土地柄です。たくさんの花を楽しみましょう。
【肥料 水】
1週間に1回 花用の液肥を与えましょう。
水は あまり多くない方が好きなようですね。根は深くというよりも「浅く 広がって」
伸びていく様です。(ポットから抜いた時に 土がガッサリ落ちます)
【花】
花は「長日開花性」と言って 長い時間光に当たっていると咲く 性質があるようです。
街路灯や常夜灯の近くなんかがおすすめですね。
室内のこぼれた光にも反応するようです。
開花期ですが 浜松では10月~1月&5~7月になります。
(屋外で管理した場合の話。例えば明るい玄関内などではもっと花期が長くなります)
フォーチュンは低温で「球根に戻ろう」という作用が強くなりますが
その温度が 球根ベコニアにしては非常に低いんです。
ですので 浜松では1月まで、条件次第ではそれ以上の期間 花を楽しむ事ができます。
また、球根に戻ったフォーチュンも春に暖かくなると また芽を出してきます。
寒い時期に水が多かったりすると腐るようですが、フォーチュンは丈夫なようですね。
秋にフォーチュンを入れた寄せ植えを作成。
1月に球根に戻ってしまったけど 他の花が咲いているので水はかけていた。
「冬に水をあげていたから もう球根は腐っているよな」と思っていた所
春に新葉が伸びてきて 5月下旬に開花した。
という実例があります。
早いと5月に開花しますが、概ね6月だと思った方がいいかもしれません。
【ご提案】
では、どうやって楽しみましょうか?
10月~1月までは豪華な花がある。
2~4月までは球根に戻ってしまう。
5~7月まで また花が咲く。
日光が好き。
水はボチボチ、肥料が好き。
という条件を考え併せると
「フォーチュンベコニア + ビオラ + アリッサム +背の高い植物」での寄せ植えが
よろしいかと思います。
背の高い植物= 浮かんでくるのは「キンギョソウ」「ストック」「ゴールドクレスト」
です。
フォーチュンは寄せ植えの材料として いい味出してると思いますよ。
【情報】
現在 開催中の全国都市緑化フェア東京大会にて お台場に出現しているフラワーガンダム
にこのフォーチュンベコニアがたくさん使われています。
現在見頃 閉幕近し!
東京へ行かれる方はぜひご覧になってください。
①全国都市緑化フェアで使われている
②伊藤商事さんが製作された
③ガンダム
版権がどこに存在するか分かりかねますので 画像(写真)はナシとしますが・・・
googleで検索すれば 画像も見られますよ。