雨模様なんだか? 梅雨らしい天気でした。
7月に入り 気温・湿度 ともに上がってくると タネまき適期となる植物があります。
「葉ボタン」と「サクラソウ」(プリムラ・マラコイデス・うぐいす)です。
「うぐいす」はプリムラ・マラコイデスの中でも耐寒性があり 花壇材料となる
品種を指します。一昔まで4種類が販売されていました。(今でも一部メーカーは4種)
今では3色になってしまいましたが。
プリムラ・うぐいす は一回植えておくと こぼれ種が生えやすい植物です。
プリムラのタネは非常に微細です。1cm角の立方体の箱の中に5000粒のタネが入ります。
春に咲いた花がタネとなり、この季節に一斉に発芽をします。
(余談ですが)一般的に タネが小さいと 種まきの際に覆土を必要としません。
特にプリムラ・うぐいす のタネは好光性のため明るい場所の方が発芽が良いのです。
(余談終了)たくさんの株を植えたければ、タネを購入し撒く事を勧めますが
10月になると苗が売られますので、それまで待っていてもいいですね。
(本題)こぼれ種が発芽すると「これ幸い」と植え替える方がいらっしゃいますが
チョット待ってください。プリムラ・うぐいす は高温時期の植え替えは苦手です。
コツとしては、大きくなるまで 涼しくなるまで植え替えを待つ事です。
おすすめは9月~10月頃 「大きくなりすぎじゃない?」と言われそうですが
涼しくなって植え替えた方が 失敗が少なくて済みます。
あせって植え替えると 酷暑時に全滅する可能性があるので 秋に苗を買わなければ
ならなくなります。ご注意ください。
うぐいす は、連作障害があると考えます。(私見ですが)
プランターで栽培する場合 土を替えるか、土壌改良を行なった方が良いでしょう。
以前、うぐいす⇒うぐいす で植えた花壇、プランター共 鉄やホウ素が欠乏したように
葉脈のみ深緑で 葉色がすぐれなかった事例を見かけました。美しくない。
もうひとつ私見ですが、うぐいすのタネは交雑を繰り返すと「うすいピンク色」に
偏るような気がします。これも大手メーカーから「ライトピンク」が消えた理由なんで
しょうか???
プリムラ・うぐいす の植え方から 花を多く咲かせるコツは秋にしましょう。