花と緑の専門店 浜松植木

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記念樹 モッコクの木

 最近「フェイスブック」で友人、知人と情報交換しながら楽しんでます。
 そんな中で 高校時の同級生が「モッコクの木」の写真を張ってきました。

 「上の子と下の子のモッコクの木の成長に差がある。なんとかできないか?」という依頼です。

 弊社は「浜松植木」という屋号なので「植木屋さんでしょ?」と思われている節があり、
園芸店です。と声を大にしても 両者の違いがなかなか理解されづらいです。
 「まっいいか」と思いつつ、診たてを書きます。

 こんな写真です。
 記念樹 モッコクの木
 あきらかに生育に差があります。なぜ?



 【モッコク】 常緑高木 ツバキ科モッコク属  原産地 日本

 庭木のなかでも 樹形が取りやすく 恰好が良くなるので人気のある木です。
 常緑木ですので、植え付けは 春、秋(基本通り)です。
 植え土は 肥沃な山土。
 浜松の高台地域の土でしたら、腐葉土やたい肥を混ぜて植える位で大丈夫です。

 水はけは大事です。
 水がたまるような所は嫌いますので、植え付け時に土を少し盛ってあげるといいでしょう。

 肥料は
 秋口と寒肥(12月~2月の寒い時に肥料を与え春先に効くようにする肥料やりの方法)
 (これも基本通り) 

 剪定
 基本は春、秋なのですが モッコクは7月のようですね。
 7月に新芽の生育がストップします。このタイミングが剪定の時期です。混んでる葉を
 下葉1~2枚残して 切ります。(枝すかし)

 病害虫
 ハマキムシ  カイガラムシ  すす病
 モッコクはハマキムシにやられるようです。暴食な虫ですのでしっかり消毒しましょう。



 【診断】
 写真では分かりづらい所もありますが、写真の中の2本の木は 土質が違う所に植えられて
 いるのではないでしょうか?
 奥の木は 畑に近く、肥沃な感じがしますが、手前の木が植えられてる所は サラサラの建築
 用土風です。しかも 上の葉が枯れている事から 水持ちの悪い土だと診断できます。

 カイガラムシが付いているという付属の情報がありました。
 カイガラムシが付くのは 風通しが悪い所が多いです。
 しかし、風通しが悪いようには見受けられません。むしろ 木が弱ったのでカイガラムシ
 が付いてきた と診た方が良いと思います。

 ここは、お庭の用ですが 前に建物が建っていた あるいは、基礎があったという事は
 無いですかネ?写真ですが 土質が細かい「レキ」といった感じです。

 モッコクには山土(水持ちの良い土)がいいんです。

 これからの処置ですが、
 抜けるなら 1回抜いてしまい 穴に「赤玉土+腐葉土」の土を入れて植え直すのが良いのでは
 ないでしょうか?抜いた際に根を見るのをお忘れなく。
 たぶん 根はあまり張っていないような感じがします。

 植え替え時に、土を少し盛るようにして水が溜まらないようにすると良いと思います。
 「赤玉土+腐葉土」が決めてになると思いますよ。

 さあ、I君 おとうさん頑張って!



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