弊社の駐車場わきの「雲南黄梅」が 満開の時期を過ぎ花が散るようになってきました。
桜の花の 花散らしも風情があると思いますが 黄梅も情緒たっぷりです。
黄色い花は やはり目をひきます。
私は、記事投稿する場合 インターネットで検索を入れて、細かい情報の修正をするのが
常ですが、今回の「黄梅」では、ネット上に間違えの画像がたくさんアップされていました。
雲南黄梅はモクセイ科ソケイ属
黄梅と同じモクセイ科ソケイ属ですが、黄梅は落葉低木、雲南黄梅は常緑低木になります。
黄梅は開花時期に葉を落としています。そして、雲南の方が花が少し大きいですね。
さてここからですが、お友達「しづちゃん」さんからのオーダー「剪定」について書きます。
雲南黄梅の枝が伸びすぎて困っておられるようです。
黄梅の場合は6月に花芽を分化させますので、花後すぐに切り戻し(剪定)をし、その後は
飛び出てくる強い芽を調整するのみにします。
雲南黄梅の場合、実は色々調べてみましたが 花芽の形成について詳しく書かれているもの
は見つけられませんでした。
ただ、実際 上の写真の雲南黄梅を切っている場面に出合いますと、時期はあまり関係ない
ようです。(隣のおじさんは 枝が伸びてくると切ってます)
気になりましたので、その道のプロ「庭○」のAさんに尋ねてみました。 すると
「雲南黄梅の場合、温度が暖かい時期に切れば 春、秋 どちらで切ってもいいですよ」
という答えでした。
又、某施主さんは、春と秋に2回 剪定の依頼があるそうです。 その方法を書きます。
① 花が散り終わった後、昨年の枝(花が付いていた枝)を強く刈り込みます。
刈り込み位置は 枝の伸び具合にもよりますが、葉の付いた場所が10cm~20cm
もあれば大丈夫ということです。中央を長く 周囲を短めに刈りこむと樹形が
よくなるようです。
② 秋 といっても9月~10月、まだ寒さを感じない頃に まず、強く伸びた枝を切り、
新たに(春の剪定以後)伸びた枝を軽く刈り戻します。
この2回の剪定で 枝が伸びすぎて困る事はなくなりますよ。ということでした。
そういえば、雲南黄梅は種子を付けません。垂れた枝が地面と接触してそこから根を
降ろして繁殖していくものでした。
あの うっとおしく伸びる枝にも意味があったんですね。
花が散り終ったら「剪定」してみて下さい。