今日はも暖かな一日でした。
今までが異常に寒かったので、太陽の温かみをしみじみと感じます。
お花も同じようで、急にすくすく育ってきた物や花を咲かせ始めたもの ゲンキンですね。
一枚画像を見て頂きます。
弊社入口に咲く ノースポールです。
今日は このノースポールについて書きます。
【クリサンセマム・ノースポール】
キク科 秋蒔きの1年草。
秋にパンジーやビオラと同じように売られているノースポールですが、パンジーと違い
冬の間はほとんど花を咲かせません。
そして、3月の終わりから5月中旬頃にかけて 一気に花を咲かせます。
ノースポールはこの時期が一番きれいです。
さて、ノースポールとして売られている物の大半が 実はノースポールでは無いって
知ってました?
「バルドサム・スノーランド」 本来のノースポールの倍くらいの花の大きさがあります。
かつてのノースポールは 花が小さい為に園芸専門店ではあまり扱わなくなってしまいました。
ノースポール(スノーランドを含む)は性質が強く、また こぼれタネで毎年生えてくる
ために
育てるのを楽しみにされている方からは 絶大な支持があります。
今年 ノースポールについて発見をしましたので ご披露申し上げます。
上の写真は弊社入口の花壇ですが、夜の8時までスポットライトで照明がされています。
すると、植物としては「長日」(日長が13.5時間を越える)と感じる訳です。
○ 現在背の高い物で40cmを越しています。ノースポールは日が長くなると縦に伸びる
という発見をしました。冬は短日ですから成長は横になるのでしょう。
○ 冬でも蕾はきますが、花が咲きません。 ノースポールは長日で花芽を作りますが
温度が不十分な場合 開花しないことが分かりました。
【花芽を作るのは長日でも開花には温度が重要。】
ノースポールは、秋に植え込み冬を通り 春になると一斉に開花するメカニズムを確認
することができました。やはり 冬に横方向に成長するので 春のパフォーマンスが
大きいのですね。 この冬は勉強になりました。
【よしなしごと】
ノースポールは1回植えておくと毎年こぼれタネで生えてくると書きましたが、
花の大きさは 年々 小さくなってしまいます。
3年以上経過すると もはや園芸種とは思えないくらい小さな花になってしまいます。
できれば、2年に1回は 改植をお勧めします。