花と緑の専門店 浜松植木

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今日は「啓蟄」

 花緑タウンフェアの記事かと思ってました??
 予想を裏切って申し訳ありませんが
 今日は「啓蟄」(けいちつ)の記事投稿です。

 「啓蟄」は二十四節季のひとつで、立春から数えて3番目になります。
 (立春→雨水→啓蟄→春分→・・・)
 と繋がっていきますが 今日3/5が「啓蟄」にあたります。

 「啓蟄」とは 水温み、冬眠していた「虫」「動物」が穴から出てくること の意味です。

 この日は「農業」にも深く関係していて、

 私は「啓蟄の頃に畑(野菜)の準備を始めるといいですよ」と説明しています。


 野菜苗を植えるということを想定して逆算してみましょう。

 4月下旬 野菜苗を植える
      ↓
 4月中旬 畝立てをする(マルチングをするとなお良し)
      ↓
 3月下旬 腐葉土やたい肥、元肥などを入れて耕運を開始する。
      ↓
 3月上~中旬 「苦土石灰」を施す。

 いかがでしょうか?この時期に「苦土石灰」で畑を一度消毒しておくと
 他のスケジュールにぴたりとハマりますね。

 苦土石灰を撒いて消毒をすると1週間~10日は作物を植えられません。
 
 よく、「苦土石灰」とたい肥や腐葉土を一緒に入れる人がいますが「もったいない」です。

 「腐葉土」や「たい肥」の中には植物が成長のために共生する「有効菌」がたくさん
 住んでいます。苦土石灰と一緒に畑にすきこむと 良い菌も悪い菌も 消毒して
 しまうことになるからです。

 だから 苦土石灰は植物を植える一カ月(以上)前に撒くといいと思っています。

 もうひとつ。啓蟄は 虫 が行動を開始する時期です。
 この時期にオルトランなどで殺虫しておくと、後の虫の付き方が全然違います。
 アブラムシなどは それこそ倍々算で増えていきますので 初期に数を減らしておく事が
 「楽への近道」となります。


 以前のブログにも書きましたが、家庭園芸で「生石灰」や「石灰窒素」などを使用する事は
 好ましくありません。これはプロの知識が必要となる部材です。
 家庭園芸では「苦土石灰」もしくは「有機石灰」を使用しましょう。

 (今日の記事に相当する画像を持っていないので 絵は無し という事で)



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