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究極の暑さに強い花 ポーチュラカ

 たいへん うれしゅうございます。

 わたくし ブログを書く前は 複数の園芸ホームページにて 植物の概略を
 おさらい してから経験値に基づいて ハマゾーしているのですが

 今回ご紹介する「ポーチュラカ」は ほぼ私の経験と違うことが書いてありました。
 弱気な方ならば ここで書くのをシブるかもしれませんが

 わたくし 自信をもって反旗を翻させていただきます。

 なお 度々 お断りさせていただいておりますが 当ブログは「浜松標準」にて
 書いておりますので 他地域の方は参考にならないこともございます。
 ご了承ください。・・・・ で 本題です。

 究極暑さに強い花「ポーチュラカ」

 以前にも ご紹介したことがあります ポーチュラカ(ポーチェリカともいいます)
 日本名では 花すべりひゆ と申します。

 マツバボタンも「ポーチュラカ」ですが、一般的に言われるポーチュラカはタネが
 できません。今回は その いわゆる「ポーチュラカ」でございます。

 究極の暑さに強い花 ポーチュラカ

 【長日開花性】
 ポーチュラカは 日が長くなると花を付ける性質があります。
 開花期は 6月~10月です。

 【乾燥が好き】
 ヒデリソウ の別名の通り 夏の日照りが続くと花が咲く と言われています。
 実際に 乾燥させて育てたほうが花の付きがいいです。

 【省力作物】
 水やりも乾燥気味、肥料も ほぼいりません。日あたりが好き というより
 日当たりでないと 花が開きません。

 【早寝早起き】
 ポーチュラカは 午前中の花です。午後になると段々としぼんできます。
 午後3時ころには すでにお休みモードです。
 最近の品種では 夕方まで開花するものも出てきました(サンチュラカ など)

 【一寸バカ?】
 これは 確実に「方言」だと思いますが 一寸バカと呼ばれるおばあちゃんが
 おりました。 3cmくらいに切って挿しておけばすぐに根が出ることに由来
 するそうです。 挿し芽は「非常に楽」です。

 さて 
 園芸書に反して ですが、
 実は 花すべりひゆ は浜松発祥ではないかと思われるフシがあります。
 伝聞ですが
 フラワーパークの古里園長時代に 花すべりひゆを育種していたようです。

 そのため、浜松では「ポーチュラカ」が一般的になってからでも
 他地域では 珍しい花苗と思われていた時期がありました。

 あるHPでは 1983年にドイツから輸入され~とありますが、1985年には
 浜松では一般的な花苗であったこと。 
 1990 大阪花博時期に 大手種苗メーカー「サカタのタネ」さんから
 ポーチュラカの色別 親株の発注をいただいた経験もありますので
 どうも 浜松では手に入りやすい状況にあったこと。

 フラワーパーク発祥説が 個人的に 信じたいところです。

 【ポーチュラカの苦手】
 これは ずばり 過湿。
 水のあげすぎです。 極論しますが ポーチュラカだけで植えてある鉢は
 夏でも 3日に1回の水やりで充分です。
 (笑い話)
 以前に ボランティア活動で ポーチュラカの挿し芽を 会員の方にお願いした
 ことがありました。そのときに 私はこう言いました。
 「伸びた枝を3cm位に切って 培養土に挿します。 肥料はいりません。
  水は あまりあげないでください。日当たりのよい場所でお願いします」
 1か月後 会員の皆さんが持ち寄った ポーチュラカは実にさまざまでしたが
 ひときわ 花付きのよい方がいらっしゃいます。
 「○○さん すごいですね」というと
 「いや 何もしてないよ」というご返事。
 私の言った「あまり水をあげないでください」の あまり を取って理解されてた
 ようで 1か月 まったく水をあげなかったようです。
 根張りはあまりしていませんが、花はそのほうが良く咲くようです。

 【ポーチュラカの越冬】
 これも 園芸書に反旗。
 ものの本には「霜に弱く1年草扱いにしてください」と書いてありました。

 イヤイヤ

 ポーチュラカの越冬はしごく簡単。
 土をかぶせておけば 越冬します。これホント。浜松の方 お試しください。
 実際に わたくし 数か所で実践してますのでこれは自信を持って言えます。

 究極の 夏に強い花 ポーチュラカ でした。

 ― ― ―  ゴン ― ― ―



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