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暑さに強い花 アンゲロニア 久々の再登場

2012年にアンゲロニアについて書きましたが、それから3年。

 花博の年の1年の休載(さぼり)を除いて 2年ぶりに再登場します。

 その間に だいぶ事情が変わりましたので それも含めて ブログ投稿します。

アンゲロニア 夏の救世主!

 【余談】 私はアンゲロニアの説明をするときに「夏の救世主」と書きます。
 これは 数年前に名古屋園芸さんに遊びに行ったときに ポップに書いてあった言葉です。
 (いわば パクリ)
 曰く「名古屋の真夏のマンションのベランダでも開花する、夏の救世主」

 すばらしい!
 浜松も暑いですが 真夏の名古屋の暑さは 筆舌に尽くし難いほど「暑い」
 40度を超えるときもあるでしょう、それが 連続開花するのは 園芸種の中でも稀有です。

 【こんな花】
 暑さに強い花 アンゲロニア 久々の再登場

 アンゲロニアは比較的 新しい園芸種なので聞きなれない方もいらっしゃるはず。
 ラベンダーに似た花ですが、花の立ち上がりはラベンダーの数段上をいきます。

 【復習】
 アンゲロニアは ゴマノハグサ科。多年草。
 原産地は 中央アメリカ 西インド諸島になります。

 種類によって 女性の腰の高さほどに伸びる品種から 20cmくらいで横張りする品種まで
 様々です。多年草と書きましたが 霜には弱く毎年咲く花ではありません。
 室内で越冬することもできますが、花壇など屋外で楽しみたい花なので パンジーの時期で
 終わりにすることをすすめます。

 アンゲロニアの大敵は「乾燥」
 乾燥させてしまうと 葉が垂れ 葉焼けをおこしてしまいますので注意しましょう。
 また 乾燥すると 下葉が急に黄色くなることがあります。黄色い葉はなかなか落葉せずに
 軸にへばりついて カビの原因になることがあります。

 毎年GW頃から苗が売られ始めますが 早い植え付けはお勧めしません。
 できれば 5月後半からの植え付けがよいと思います。
 早い時期に植えたアンゲロニアは「いじけ」る場合があります。
 (成長が悪く 葉が波をうったようになってしまうこと 植物が枯れることはない)
 これは 植え替え時の「ショック」によって根が生育障害をおこすもので
 いじけたアンゲロニアはなかなか元にもどってくれません。

 植え込み時期を守ること、植え替え後にたっぷりと株元へお水を与える事。
 これが大事です。

 【アンゲロニア新事情】
 暑さに強い花 アンゲロニア 久々の再登場
 この3年で変わったのは

 アンゲロニアがタネでできるようになった事 です。

 3年前、園芸店を飾るのは「栄養系」と呼ばれる 挿し芽で増やした品種でした。

 2015年 現在「セレナ」「セレニータ」という優秀な品種を筆頭に 種子販売が盛んで
 その結果 価格が格段に安くなりました。

 さすがに 栄養系品種それなりのパフォーマンス(花が大きかったり株立ちがよいなど)
 がありますが タネ品種もなかなかいいものです。

 セレナ、セレニータ あたりでは200円前後で園芸店で売られていると思います。
 
 【アンゲロニアの好物】
 ずばり 肥料です。
 暑い時期は 薄い液肥を回数多くかけるとよいですが、
 秋からは 置き肥で充分対応できます。
 肥料切れは 下葉を黄色くする元ともなりますので肥料を切らさないように
 よ~く観察してください。

 もひとつ 風通し。
 古くなった 花軸や 花ガラはまめに取りましょう。
 あと 不要な枝の整理もよいことです。
 アンゲロニアは 体に比べてたくさんの花を立ち上げる「お調子者」ですので
 人が少し 間引きをして 花数を制限してあげると草姿がよくなります。

 さて ネタが尽きるのが早いか?梅雨が抜けるのが早いか?

 それとも・・・・ブログをさぼりだすか?

 7月は2回の講習会を予定しています。
 そろそろ 秋の講習会から 12月の講習会予約が入り始めました。

 今年は12月 今のところ7回の寄せ植え講習会を県西部地域各所で予定してます。
 サミットも外れてしまったので、今から お仕事取ってこなくっちゃ の ゴンです。



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