きのうのつづき・・・
【開花後の管理】
(その前に)
グラジオラスは倒れやすいのが難点です。
花が立ち上がってきたら 支柱をするといいです。
(さて)
グラジオラスの1つの花の寿命は長くありません。3,4日ぐらいなものです。
しかし、1本の花でいくつも花がつきますので 開花期間は結構長いです。
グラジオラスの花は下から順番に咲いてきます。
花が終わったら 葉を残して 軸の部分を切ってしまいます。
そして「御礼肥え」を置くと良いです。
花が終わったこの時から球根が太り始めます。
【球根を増やす】
花が終わってから 約1ヶ月で新しい球根ができます。
面白いのは グラジオラスの球根は 古い球根の上に新しい球根がポコっという感じで
乗っかってできることです。
もう一つ。古い球根のグルリ周囲に子供の球根ができています。これを木子(きご)
といいますが、木子は花がつくようになるまでにちょっと時間がかかります。
(翌年は花が咲きません 大きな木子からは咲くという話を聞きますが???です)
※球根の掘り上げが遅れると 木子がバラバラになります。
【球根を保存する】
球根は掘り上げた後、周りについた土を落とし 古い球根を はがして
「ここで 一手間 ベンレート水溶液 などに浸けて球根を消毒しておくといいです」
陰干しをして 冬に凍らない場所へ保存しておきます。
グラジオラスは 0度以下になると 球根のままでも凍死してしまいますので
保管場所には気をつけましょう。また 日のあたる場所も☓です。
【グラジオラスの大敵】
グラジオラスはウイルス病にかかると、抜いて焼却処分にしないとうつります。
ウイルスにかかった球根は 保存中に腐りを出して死んでしまいます。
ウイルス病を予防するためには
○球根を傷つけない。
○アブラムシをつけない。 の2点に注意しましょう。
【さて ちょっとお遊びです】
これはS社のI部長(当時)に教わった話です。
グラジオラスの花は下から順番に咲いてきますが、花芽が見え始めた時に 下の
1~2輪を残して 上部の花を(もったいないですが)切ってしまいます。
すると その下の1~2輪に 栄養分が集中し 花が大きくなります。
この方法を試す場合は 4月植え付けで早めに花を立ち上げる必要がありますが
ひとつの花がカトレア並みになります。
カトレアを引き合いに出したのは グラジオラスの花ってカトレア(ミニカトレア)の
花に似てませんか?
I部長曰く「カトレアは花は豪華だが、色が少ない。グラジオラスは花色が多いから
ブーケにすると いいんだよ」確かに水揚げも良さそうです。
こんな色の花で ブーケを作ると・・・ハデですかね。
告知
3/2~3/4 浜松駅前イベントスペース「ソラモ」をメイン会場として
「花緑タウンフェアinはままつ2012」
が開催されます。
イベントの内容は
「静岡県花卉品評会」(鍛冶町プラザ 元イトーヨーカドーにて)
「第3回ジャパンフラワーオープンinしずおか」(ソラモ他にて)
「花カフェ」
「店舗装飾コンテスト」
「幼稚園児のコンテナガーデン」展示(鍛冶町プラザ前の歩道)
「花緑マーケット」即売(新川緑地)
その他、ウォークラリー 講座など たくさんの企画があります。
(詳しい情報はこちら)
http://hana-midori.org/