5月に納品した 市役所の花苗たちが 元気に咲いていました。
浜松市役所に行かれることがあったらぜひご覧ください。
植え込み・管理は 浜松の造園大手「庭勘」さん。とっても細かいメンテナンスをして
いつもきれいな状態を保っています。 すごい手の入りようです。
庭勘さんとは仕事の上で 毎月必ず顔を合わせる お仲間です。
(特に 社長さんは浜商柔道部出身ということで 接点多いんです)
さて、市役所入口の近く左手側(南側)はここ毎年「緑のカーテン」にしています。
で、 庭勘さんの監督さんから 納品前にこんな話をいただきました。
「昨年のゴーヤは小さかったので もっと大きな苗をお願いします」
私はてっきり 納品時の苗が小さいのかなと思って今回は40CM以上の物を用意しました。
が・
実は 監督さんが言ってたのは「実」が小さいという事でした。
おかしいです。
ここ数年 同じ品種 「島サンゴ」を納品してるんです。
島サンゴは葉が細かく旺盛で しかも実があまり苦いくない 緑のカーテン最適品種です。
確かに短系品種ですが、「小さい」と言われるまではないです。
じつは これが ゴーヤの連作障害なんです。
毎年 同じ場所に同じ品種を植えているので 連作障害が起きて 実が小さく成りが悪い
ということになります。
であるなら 話は別。
連作障害軽減のための措置をとります。緑のカーテンの位置を変えるわけにはいきませんので
土を改良します。
① 深耕・・・通常は20センチくらいを耕しますが、深く耕します。できれば40センチ以上
② 堆肥・・・堆肥を土の量の20%くらい混ぜ込みます。
③ 客土・・・植え込み土とは違う性質の土を 混ぜます。昔は浜名湖の浚渫土を干して塩抜きし
畑の客土に使っていたという話を聞きました。
汽水湖の湖底の土は たしかにミネラル分を多く含み客土としては最適です。
④ バイオの力・・・ 連作障害軽減の決め手は 微生物層を変えること。
バイオの力を利用します。
「バイオエース」を打ち込みます。
さあ、結果はどうなりますか? 秋が楽しみです。