今朝の趣味の園芸で小笠原誓さんが「梅雨時の花の管理」を説明されてました。
ご覧になった方も多いと思います。
小笠原さんが社長を務められる「名古屋園芸」(名古屋の新栄駅すぐそば)。
名古屋は高温多湿 浜松以上に厳しいかもしれません。
小笠原さんは専門はありますが総合的に園芸に詳しい方なので「梅雨時の管理」とか
「酷暑時の管理」といった回でご登場されることが多いように感じます。
今回の「梅雨時の管理」、たいへん 参考になりますので ご覧になってない方は
是非 再放送で見てみて下さい。メモあるいはテキストをご用意して。
さて、本題
梅雨時期から明けて 酷暑に突入いたしますが、初夏~秋花壇を飾る花のなかで
「長雨」には弱い という物が多々あります、という事は以前触れたと思います。
逆手にとって、
梅雨の終わり頃に植え付けると 長く持ちます、という物のご紹介です。
再掲載になりますが
ペンタスです。
ペンタスは東南アジア原産の1年草(1年草又は多年草表記あり)です。
15℃以上の気温があれば 次から次へ花を立ち上げます。その立ち上げ方に特徴があり
ペンタスは「三つ又」で成長していきます。花はまん中から咲き、両脇は1節上で花をつけます。
ペンタスの好きなもの
① 日光
ペンタスはお日様大好きです。明るい日陰位だと 花を咲かせてくれません。
良く日にあてましょう。酷暑時でも花をずんずん咲かせてきますよ。
② 掃除
咲き終わった花はマメに摘みましょう。花が散った後はあまり美しくないです。
パチリと軸を切ってしまいます。
③ 水はけの良い土
花博の時に経験しました。ペンタスは目の細かい重い土で植えると一向に成長しません。
生育が悪いな と思った時は 思い切って一回抜いてしまい、土を改善させましょう。
土の改善には「腐葉土」や「鹿沼土」を元土に入れると良いです。フカフカしたらOKです。
ペンタスの苦手なもの
① 容赦ない水やり
ペンタスは花の部分に水をかけられる事を嫌います。水掛けは花にかからない様に
しましょう。
② 乾燥
乾燥状態で放置されると ペンタスは苦しいです。急激な乾燥をさせないように
しましょう。
【肥料は?】
夏は液肥を勧めます。(ここでテクニック)夏の液肥は 濃度を薄く、回数多くが基本。
例えば 1000倍でご使用下さい と書いてある液肥の場合、1500~2000倍にして
使用頻度を倍にすると たいへん植物が喜びます。特に有機液肥であればなお心強いです。
ペンタスは病害虫にも強い植物ですが、生理バランスを崩すと病気を発生したりします。
そんな時は やはり根と土に原因があることが多いので 土壌改良を試してみることを
お勧めいたします。
(追伸)
一昨年の猛暑は さすがのペンタスでも葉焼けを起こした事がありました。
西日の当たる場所は注意が必要です。西風+西日で乾燥を誘発するんですかね?