ずっと中断していました ペチュニアの話の続きを投稿します。
今日は「ペチュニア」なかでも
「サフィニア」について書きます。
サフィニアの標準小売価格っていくらでしょうか? Ans480円/1ポット(税別)です。
現在 この価格で売っている販売店は皆無でしょう。大体300円~400円で売られてますね。
でも、サフィニアの販売当初 1990年頃はこの価格が普通でした。
当時は今より花苗の値段が高かったのですが、それでも破格の値段でした。
園芸店の店主たちは思いました「こんな高いペチュニアが売れる訳が無い」
しかし、サントリーさんはマーケティングをしっかりされて しかもコマーシャルも
きっちりされていましたので 園芸店の予想に反して 園芸愛好家の方たちがこぞって
買われるようになりました。
普通のペチュニアの倍以上の値段でも「サフィニア」が売れる訳 それは
① 伸張性(株、枝の横張り)が良く ボリュームのある株になること。
② 雨に強い 対比はあくまでも種子のペチュニアですが。
③ 花が咲いた時の満足感(たくさん咲きます)
サフィニアは春の園芸店 店頭の主役になりました。
以前に書いたと思いますが サフィニアの昔の品種はタネを付けませんでした。
最近のサフィニアのシリーズは種を結ぶ物が多いように感じます。
簡単な理屈ですが タネを付けない種のほうが雨には強いです。
また、タネをつけなかったシリーズは3倍体ではないかと思っています。
(3倍体・・・興味のある方はウィキペディアで調べてもらった方が良いと思います。
ここでこの説明を始めると また2日位余分に書かなくてはいけません)
サフィニアの植え付け適期は 霜の心配がなくなった時期以降です。
浜松では桜が散り始めてからが良いでしょう。
弊社では
4月からの取扱いを考えています。まだパンジーが綺麗だと思いますが
植える場所があるよ という方 4月に植えたサフィニアは5月には最初の見ごろを
迎えます。ご来店をお待ちしております。
予告)
サフィニアの管理と剪定の仕方 を投稿します。多くの花を咲かせる
テクニック公開しちゃいます。お楽しみに!
余談)日本でのペチュニア研究の第一人者 千葉大園芸学部の安藤敏夫先生が今春
御退官されるお知らせをいただきました。
御退官されてもお忙しい日々かと存じますが、執筆に 御講演にと何かと
メディアへの露出が多くなられるのではないかと期待してます。
安藤先生のお話はユーモアに富んで面白いですから。